アキアカネ ショウジョウトンボ
今朝、佃公園を散策中、アキアカネ・ショウジョウトンボの2種の "赤トンボ" に遭遇。
期せずして本日9月21日東京地方に「アキアカネ初見」が報じられました。
平年より4日遅く、昨年より3日遅いとの由。
アキアカネは6月初旬から7月上旬にかけて羽化し、一旦山間部に移動(この頃の体色は淡黄色)しますが、秋になると、腹部が特有の赤色になって平地に戻ってくると云われています。
この腹部が赤い個体を初めて見た日を「初見日」といい、この時季の「生物季節観測」のひとつに数えられています。
アキアカネは所謂 "赤トンボ" の代表種のひとつ。
"赤トンボ" とは体色の赤いトンボの総称で、一般にはトンボ科アカネ属を指すようですが、アカネ属以外の体色の赤いトンボ(ハッチョウトンボ、ショウジョウトンボ、ベニイトトンボ等)をはじめ、体色は黄色ながら、夏の終わり頃から群れをなして出現するウスバキトンボ(左写真)も "赤トンボ" と呼ばれることが多いと聞きます。
アキアカネに似たナツアカネは、全体の生息期間自体は差異がないとされ、全期間を通じ平地に出現し、頭・胸・腹部の全てが赤くなることで区分されます。
因みに童謡「赤とんぼ」に出てくる "赤トンボ" は、おんぶされた子供にも見える点からは群れで飛びよく目に付く「ウスバキトンボ」、竿の先に止まる習性からは「アキアカネ」、の可能性が高いと考えられているようです。