中央区の湾岸部や隅田川河口部では、さまざまな都市計画が進行中です。なかでも、2020年の東京オリンピック開催をにらんで、晴海地区では選手村開設の準備が始まりましたし、交通の大動脈である「環状2号」の工事も加速しています。
勝どき、豊海町の一帯も、この新しい道路の工事進行に伴い、少しずつ景観を変えつつあります。かつては水産倉庫の町というイメージの濃かったこの地域には、大型マンションがいくつか建設され、あわせておしゃれなインテリアショップや飲食店も開業するなど、新たな魅力を増してきています。
マンション建設にあわせて人口も増え、今後、就学児童の増加も見込まれることから、豊海小学校が建替えられることになり、平成28年度開設を目指して今年の8月下旬から工事が始まりました。
この建設工事にあわせて、小学校隣接の〔豊海運動公園〕もレイアウト変更されることになり、一時的には従来の広場などが閉鎖されました。
建設現場を覗いてみると、重機が投入され、基礎工事の準備が進んでいました。工事部分の周囲にはフェンスが張られ、デイキャンプ場にも迂回して行かなければなりません。当分の間はしかたないですね。
テニス場は従来どおり稼働しており、いつも軽やかなボール音が弾んでいます。先日の錦織選手の全米オープンでの大活躍の影響か、テニスをやってみようという人が増えたとかいう情報も流れています。豊海テニス場でもその話題があちこちで聞かれました。
新たな時代を先読みして変わりつつある豊海地区。5年後、10年後にはどんな町に発展していくでしょうか。中央区のまた一つの町景色として親しまれるようになることを期待しています。皆様とともに見守っていきたいと思います。