旧暦8月15日の「十五夜」はちょうど収穫期の里芋を供える風習から「芋名月」というのに対し、「栗名月」「豆名月」とも、また「後(のち)の月」とも呼ばれます。
十五夜・十三夜の一方の月見を欠かすことを「片見月」といい、忌む風があるともいわれます。
日本固有の習俗とされ、かつては秋の収穫祭のひとつだったと考えられているようです。
一般には十三夜の夜は晴れることが多く、「十三夜に曇りなし」という言葉も耳にします。
今年は、午前中台風18号が通過し、午後には青空が広がったものの、夜になると斑模様の雲。
ライトアップされた佃公園の石川島灯台の"頂" に輝く "雲の波間に漂う月" もまた風情があります。