10月17日、新川1丁目の新川大神宮に於いて、富岡八幡宮宮司により、「新川大神宮ご例祭」が執り行われました。
江戸期、上方から船で酒が運ばれていた時代、集積地となったのが水運が便利な新川で、酒問屋街として栄え、今日に至っています。
新川大神宮は江戸時代から新川の酒問屋の守護神として崇敬を集めており、毎年新酒が入荷すると「初穂」として神前に献じ、その後、商いに供していたとされています。
ご例祭は現在も地元の酒問屋などの業界関係者が集い、酒類業界の発展を祈念しています。
祭礼後、隣接する酒フーズ健康保険組合ホールに移動しての直会(なおらい)では、江戸時代から伝承される、"商談の成立を祝い売り手と買い手の双方の繁盛を祈念して行なわれる" 独特の手締め「新川締め」が繰り広げられます。
参会者は次々と、なみなみとお酒が注がれた大盃を、"ご繁盛ー" の掛け声・手拍子に合わせ飲み干し、飲みっぷりが悪いと「罰盃」というペナルティがあると聞き及びます。
✎新川締め手順
1.「ございました!」
(最初の発声で、酒が盃に注ぎ終わったという合図。商いの成立を確認する意味とも。)
2.「お手を拝借」(みんなに手拍子をお願いする合図)
3.「いょーーーぃ!」(いよいよ手締めを始める合図)
⑦ ヨイ ヨイ ヨイ (コラ) ヨイ ヨイ ヨイ (コラ) ヨイ
⑤ ちょん ちょん ゴ ハ ン
③ ジ ョ ウー
カタカナ下線部は発声+手拍子。ひらがな下線部は手拍子のみ。(カタカナ)部は発声のみ。
7・5・3というリズムで手打ちすることから別名「7・5・3締め」とも呼ばれています。