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十七世、十八世勘三郎追善十月歌舞伎幕開け

[滅紫] 2014年10月 5日 15:00

十七世勘三郎27回忌、十八世勘三郎3回忌追善の歌舞伎興行が幕を開けた。勘九郎さんのインターヴュー記事によると「「歌舞伎座で親の追善興行ができる役者になってくれ」と」祖父が父に言っていたというがまさかその父までが追善の対象に加わるとは思ってもみなかった」とあった。

昼夜ともにゆかりの演目揃いで楽しみにしていた。すっきり晴れた2日目にまずは昼の部を観にやってきました。「勘三郎命」だった友人と一緒です。

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ロビーの両面に17代目と18代目の遺影が飾られて18代目の勘三郎さんの手のレプリカも。

「触ってもOK」との許可をいただき友人はもはやウルウル。

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満員の客席で友人は勘九郎さんや七之助さんの姿に勘三郎さんを重ね合わせてしまうらしくずっとウルウルしっぱなし。周りにも同じような方が見受けられ本当にお客に愛されて役者さんだったのだなと認識を新たにしました。七之助さんが「野崎村」のお光を、お祖父さまに当たる芝翫さんも得意にされていたお役です。「伊勢音頭」は勘九郎さんの福岡貢です。仲居の千野に人気者の小山三さんが登場するや大拍手。仲居万野を玉三郎さん、料理人喜助を仁左衛門さんが付き合っている豪華版です。

夜は「寺子屋」「吉野山」「鰯賣」先代や先々代の得意とされていた演目が次世代に確かに受け継がれていく脈々とした歌舞伎の歴史を感じさせられます。

11月は新橋演舞場、新派での追善興行でお二人は初めての新派出演とか。そういえば伯母様に当たる波野久里子さんもこの日客席に姿をみかけました。

千穐楽は25日 お問い合わせはチケットホン松竹 0570-000-489(10:00~18:00)