築地市場(東京都中央卸売市場築地市場)は昭和10年開場以来、今日に至るまで、水産物・青果物などの生鮮食料品流通の中核的存在。
まだまだ内航船と貨物鉄道による物流が主流だった時代につくられただけに、老朽化・狭隘さ・品質・鮮度保持設備が時代の期待に十分沿いきれない等、様々な問題が顕在化し、一方新たに多頻度小口配送・取引電子化・情報化・衛生/環境対応・直取引・ネット流通等々、流通システムの構造変化の動きにも直面していると聞きます。
とは言え、今日も、約15,000人の市場勤務者が働き、約20,000台の車両が出入りし、多くの買い出し人で連日賑わい、活気に満ち溢れ、都民の台所を支えてくれています。
何より、都心に近いのが魅力。
豊洲新市場は世界基準の衛生管理体制をとる為、業者と一般人の出入り出来るエリアが明確に分けられ、卸売市場は工場見学のようなスタイルで入ることになる可能性が高いとも漏れ聞きますので、"粋" で "いなせ" な雰囲気を気軽に垣間見られるのも今のうちかも知れません。
但し、仲卸売場の見学は午前9:00以降に、立ち入り禁止区域には立入らず、また交通や業務の支障にならないようくれぐれも気をつけましょう。
今回取り上げたのは、魚河岸トラックのボディーペイント。
図柄は、魚をあしらったもの、魚河岸マーク、故郷風景等々いろいろです。
各々のオーナーのセンスとも受け取れる個性が出ていて、興味を覚えます。