ゆったりと伏せた、ライオンのブロンズ像。
見覚えのある、その姿。
三越デパートの入口にいるライオン像です。
どうして、東京駅の待ち合わせスポット、「銀の鈴」に座っているの?
回り込んでみると・・。
高島屋の「ローズちゃん」。大丸の「さくらパンダ」。
あらららら・・。
ゆるキャラブームの中で、あちこちに着ぐるみが出現している昨今ですが。
でも、百貨店のキャラクターが集まる機会は、なかなかありません。
しかも、東京駅八重洲口地下中央口改札内の「銀の鈴」に。
説明書を読めば、東京駅開業100周年と八重洲口駅前広場のリニュアルを記念してのイベントとの事。
キャラクターは、11月30日まで集合しています。
東京駅は、1914年(大正3年)12月20日に営業を開始しました。
首都東京の玄関口として、交通の要衝として
日本の経済・文化の発信基地として、重要な役割を果たしてきました。
大正12年の関東大震災に耐え、
大戦の空襲で一部焼失。
そして、平成24年の丸の内赤レンガ駅舎の復原工事完成。
平成25年の八重洲口グランルーフ完成。
私も丸の内に通勤していた時期があり、ほぼ毎日のように駅を利用していました。
100年間の変化や成長過程の一時期を、身近に目にしてきたことに、
何とも言えぬ感慨が湧きます。
さて、八重洲中央のみどりの窓口内に「東京駅100周年おもてなしカウンター」が設けられています。
そこで、「あるこう!東京駅~日本橋 百年散策」マップを手に入れます。
このマップが、魅力的。
今年10月に社殿が再建された日本橋室町の福徳神社も描かれた、
平成26年の東京駅八重洲から日本橋周辺の最新地図です。
これと対比できるように、
100年前の大正3年代の地図と、江戸・幕末萬延元年の地図も載っています。
ながめれば、
時を経て残っている建物。消えていった川や掘の流れ。
そんな変化が発見できます。
先ほどの「おもてなしカウンター」で、記念レプリカ硬券と赤レンガ駅舎形の台紙をいただきました。
硬券切符の日付は、「14.12.20.」
これがなかなか良く出来ているのです。
マップを手に、大丸東京店、日本橋高島屋、日本橋三越本店、コレド室町。
それぞれの案内所やインフォメーションを巡り、手に入れた硬券を台紙に差し込んでいきます。
幼少のみぎり、日本国有鉄道の硬券を収集していたころのドキドキ感が、よみがえってきます。
デパートのショーウィンドウもすっかりクリスマスバージョン、おせちの案内に替わっていました。
いつもと少し趣向の変わった、日本橋めぐりになりました。