ジュウガツザクラ アッサムニオイザクラ(ルクリア)
晴海トリトンスクエアにて毎月開催される、ポケットプラザ「花・水・樹」のグリーンアドバイザーの案内で園内を散策するミニガーデンガイドツアー「プランツ・ウォーク晴海」。
11月4日に開かれた(12:30~、14:30~)今回のテーマは「秋のたからものを探して」。
秋色が深まる時節、11月7日は暦の上では「立冬」。
やがて迎える冬の準備も静かに着々と始まっています。
「花枯れ」の季節ではありますが、そんな中で、今月の注目は、先月に引き続き「実のなる植物」に加え、秋咲きの「"サクラ" の名を冠する花」。
☆実のなる植物
先月観察したサンシュユ、ミヤマシキミ、ヒメリンゴ、シセントキワガキ、シナヤマボウシ、
コトネアスター、シロヤマブキに加え、今月は、ハナカイドウ、ソヨゴ、ピラカンサ、
ヒイラギモチ、クチナシ等々の実が色づいています。
☆"サクラ"の名を冠する花
・ジュウガツザクラ
マメザクラとエドヒガンが関与したとされる栽培品種。
萼筒は紅色壺形、八重咲き。
花色は白色~淡桃で、3~5個が疎らに咲く。
尚二季咲き性の "サクラ" にはこの他、「コブクザクラ」(八重咲き)、
「フユザクラ」「シキザクラ」(何れも一重咲き)等がある。
・ルクリア(アッサムニオイザクラ)
ルクリアはヒマラヤ、中国雲南地方に分布するアカネ科の常緑低木。
短日植物で11月~12月が開花期。
香りがよいこと、ピンクの花色がサクラをイメージさせるので、
「アッサムニオイザクラ」の名前で流通。
薄ピンクや白の品種に加え、近年、濃いピンクの花色も登場。
何れも春のサクラのボリュームのある華やかさには敵いませんが、各々個性を感じます。