五穀豊穣を感謝する「新嘗祭」で供え物のにごり酒「どぶろく」を参拝者に振舞ったことが起こりとされる。
新嘗祭は通常11月23日に行なわれるが、同地域は休日の人口が減るため、例年11月28日(日曜の場合は29日、土曜の場合は27日)に開催されていると云う。
当日は、当神社の御利益に因んだ日本酒「強運」の一合瓶、強運厄除の「みみずく」が限定頒布されるため、この日も朝早くから長い列。
「みみずく」は、11月のどぶろく祭に因み、秋の七草を代表する「すすき」を素材にし、強運厄除・営業繁栄の御利益が自らの「み」(身)と家族の「み」(身)に「つく」ということから授与されている由。
どぶろくは朝9時から夕方まで参拝者に振舞われる。
(大中小、容量の異なる3種類の紙コップが用意されている)
12時から祭礼の後、国指定無形民俗文化財「里神楽舞」が神前で奉納される。
小網神社は文正元年(1466年)に鎮座され、来る平成28年に550年を迎えるとされる。
この佳節を奉祝し、昨年より順次境内整備が行なわれている。
平成25年には授与所の移設、「銭洗いの井」の移築。
今後社殿及び神楽殿の屋根銅板葺き替え工事が予定されていると聞く。