12月は国立、南座、そしてこの歌舞伎座で今年の見納め。短期間で連続して観たせいか、「首が回らなく」なり(お小遣いが乏しくなったせいかも・・・)花道が見づらい。流石「集客力」抜群のエビ様、本日も満席です。この通しは平成20年に演舞場で初めての上演以来東京ではしばらくぶりの再演。少し趣向が変わって「仮名手本忠臣蔵」のような「口上人形」が出て笑わせてくれます。歌舞伎十八番でお馴染みの「毛抜」「鳴神」「不動」を中心に「発端」「序幕」がついているので筋がよくわかります。『大詰」の朱雀門の立ち回りは見ものです。「粂寺弾正」「鳴神上人」「早雲王子」「安倍清行」「不動明王」の五役を海老蔵さん、「文屋豊秀」を愛之助さん、「雲の絶間姫」は玉三郎さんです。年の瀬の何かと気ぜわしい時期ですが、忙しさをしばし忘れ歌舞伎座でひとときをお過ごしになるのは如何でしょうか?
昼の部は「義賢最期」「幻武蔵」「二人椀久」千穐楽は26日です。
お問いあわせはチケットホン松竹0570ー999-489(10時~18時)