七草がゆは召し上がりましたか?新開場の歌舞伎座に猿之助さんが漸く登場するというので松の内の最後の日、高揚した気分でいざ歌舞伎座へ。写真は歌舞伎座内部のお正月の設えです。一歩踏み入れた時から初春気分になれます。客席は流石満席、お正月のうちなので華やかな着物姿の方が多くてやはり訪問着にすればよかったかと後悔。猿之助さんの「黒塚」は夜の部最後の演目。阿闍梨祐慶は勘九郎さんが勤めます。猿之助さんが演じるのは安達ケ原の鬼女岩手ですが、一面の薄の原で月光を浴びながら踊る姿は本当に幻想的です。この舞台装置は何度見ても感動ものです。そして花道での『仏倒れ」(直立の姿からまっすぐ倒れる)も余裕です。どんどん進化している猿之助さんを同時代に見ることができるのは本当に幸せなことだと改めて感じさせられた舞台です。
昼の部は玉三郎さんの『女暫」吉右衛門さんの「番町皿屋敷」昼の部は『金閣寺」『蜘蛛の拍子舞」「一本刀土俵入り」です。日によってはまだ席がありますのでお問い合わせください
チケットホン松竹0570-000-489(10時から18時)千穐楽は26日
獅子舞は新年恒例、国立劇場の開演前にロビーで太神楽保存協会さんが演じられるものです。お年玉がわりにお届けします。