日本橋室町一丁目、中央通りに面して日本橋三越新館の向かい側にある奈良まほろば館で、「万葉集と漢字」と題する講座が開かれましたので、参加しました
講師は、奈良女子大学文学部准教授の尾山慎氏です
時間は、約1時間半でしたが、先生のお話は大変おもしろく、ひらがなもカタカナも無かった時代に、「漢字」という外国の文字だけを使って、いかに「やまとことばのうた」を表わしたかという先人の工夫と知恵について、感動を覚える講義でした本当に、私たちのご先祖様は偉かった
この講座は第1回で、今後、奈良と関わりのある「仏教伝来」、「志賀直哉」、「源義経」等をテーマとしながら、第2回、第3回・・・と続いていきます
知的な刺激を受けるには、格好の講座だと思いますので、関心のある方は是非申し込んでみてください
はがきやFAX、あるいは奈良まほろば館のホームページから申し込む方法で、先着順で誰でも参加できますよ
当日、1階の展示コーナーでは、天平時代の衣装が展示されていました
また、下の写真は、当館の人気商品、「柿日和」(左)と、「干し柿ゼリー」です。「柿日和」は、甘柿の富有柿をスライスした乾燥果実で、噛めば噛むほど甘みが出ます「干し柿ゼリー」も、柿本来の味が凝縮されていて、どちらもヘルシーです奈良は、柿の名産地ですよね
「奈良に柿」で、すぐ思い浮かびました。 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 (子規)
子規は、大の柿好きだったそうですこんな句も詠んでいます
「(前書き)我死にし後は」 柿喰ヒの俳句好みしと伝ふべし (子規)
奈良まほろば館のHPはこちら ⇒ http://www.mahoroba-kan.jp/index.html
柿落ちて犬吠ゆる奈良の横町かな (子規)