ここにあったんだ。
江戸バスマップ。
中央区コミュニティバスの運行地図です。
「物語をめぐるマップ」
広げれば、中央区の地図に江戸バスの運行ルートとあわせて、映画・ドラマ・小説の舞台となった場所が、解説とともに載っています。
あればいいなと思っていたんだ、こんな地図。
雑誌などで、エリアごとに特集されることはあるのですが、区単位のものは意外に少ないのです。
日本橋の周辺で取り上げられているのは、西岸良平さんのコミックの実写映画「ALWAYS続・三丁目の夕日」。
昭和34年の東京には、空の見える日本橋が映っていました。
そして、2013年にテレビドラマ化された池井戸潤さんの原作による「半沢直樹」。
彼が勤める東京中央銀行の本社としてロケが行われたのが、三井本館です。
香川照之さんの演じる大和田常務は、圧巻でした。
その姿をまねて、三井本館をバックに土下座のシーンを撮れば、見せたくなる1枚になるはずです。
「麒麟の翼」は、東野圭吾さんの小説です。
いったい、腹部を刺された状態で、江戸橋の地下道から翼のある麒麟像が設置された日本橋まで歩けるものなのか。
映画を見た翌日、腹を押さえ、足をひきずりながら、同じルートを通ってみました。
体に負担が大きすぎます。・・・。
それだけ、羽ばたく麒麟の像が、人の思いと重なりあったのですね。
文庫本を手に、小説の舞台を歩くのが、私の楽しみのひとつでした。
中央区内のあちこちに隠れている名場面を、マップを見ながら見つけ出し、追体験するのも気分が高まる遊びです。
実はこのマップ、たしか昨年区民センターで手に入れて、後で見ようと本の隙間に挟んだままでした。
平成26年6月の作成となっていましたので、まだ手に入るかは、私には分かりません。
手に入ったら、超ラッキーですよ。