展覧会3日目に松屋さんに。ウイークデイのお昼間なのであまり混んでないと予想して出かけたのですが、外れました。入口付近から並んでいます。人気があるのは嬉しいような、あまり混雑しているのも・・という複雑な気分です。
アメリカ・バーモント州の山奥でガーデニングを楽しみ92歳で亡くなるまで創作活動を続けた絵本作家ターシャ・テューダー(1915~2008)。日本でよく知られるようになったのは
やはりNHKの番組で紹介されてからでしょう。子育てを終えて広大な自然に囲まれた田舎で毎日の生活のほとんどを手作りする自給自足のシンプルなライフスタイルが日々の暮らしの中でゆとりを失いがちになっている現代人に「あこがれ」を抱かせたのだと思います。特に中高年のガーデニング好きの女性には熱烈なファンが多く会場もそんな女性たちが一杯です。
会場には愛用していた食器や家具、ガーデニンググッズ、ドレスや絵本の原画、ドールハウスと人形など。ドールハウスの食器棚の中に5cmくらいのシャンパン、ブーブクリコのボトルを見つけ、思わず声を上げてしまいました。本物そっくりです。
「現代人は忙しすぎます。夕方ポーチのロッキングチェアに座ってカモミールテイでも飲みながらツグミが澄んだ声で鳴くのに耳を傾けてご覧なさい。毎日の生活がもっと楽しくなりますよ」(ターシャの言葉) 「憧れ」てます。こういう時間。いつの日かです。
4月6日まで松屋銀座8階イベントスクエア
10時から20時まで(最終日は17時まで)
入場料 一般1000円