ありがたや 高野の山の 岩かげに 大師はいまだ おわしますなる
日本橋タカシマヤでは、3月5日から、「開創1200年記念 高野山 祈りの美」と題して、明治時代以降、高野山に奉納されてきた美術品の展示会が開かれています仕事帰りに立ち寄りました
今年、2015年は、弘法大師空海が高野山に密教の道場を開いてから、1200年目にあたるそうです
会場には、守屋多々志、高山辰雄、木村武山、富岡鉄斎、平櫛田中といった名だたる芸術家が奉納した作品が展示されていました皇室から下賜された美術品も多数展示されていました
こちらは、高屋肖哲画伯による「弘法大師像」です。実物は、すごく大きいです
また、本展では、日本画の中島千波画伯が、この開創1200年に合わせて制作した金剛峯寺奥殿の襖絵12面が、初めて公開されています
会場では、見る者を三方から取り囲むように襖絵4面ずつが配置され、「見せる工夫」がされていました。
こちらが、その「桜の間障壁画」(部分)です
開催期間は、3月5日(木)から16日(月)まで。
会場は、日本橋タカシマヤ8階ホールです。
入場時間は、午前10時~午後7時30分ですが、最終日は午後5時30分になります
何か大変厳かな気持ちになって日本橋タカシマヤを出て、中央通りを北に向かい、日本橋を渡り、三越本店のあたりまで来ると、建物が桜色にライトアップされていました桜の襖絵を見た後の、ビルの壁面いっぱいの桜でした
まったく予期していなかったことなので、何だか得したような気分になりました
寒さも和らぎ始めたこの季節、目的無しの宵の逍遥もよいものです
日本橋タカシマヤのHPはこちら
⇒ http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event/syousai.html?id=4144