中央区にもいくつもの桜の名所がありますが、上野や千鳥ヶ淵と異なり、町の中に人々の生活とともに桜の風景があるのが中央区の特徴でしょう。
中でもぼくが毎年"花見"に出かけるのは「佃公園」です。もとをただせば、石川島の「人足寄場」、さらに「石川島造船所」があった場所です。今は「大川端リバーシティー21」となって、近代的な住宅街となっています。
一時人口減少に悩んだ中央区の人口都心回帰施策として、1989年(平成元)年頃から高層マンションが建ち始めました。かれこれ四半世紀を超えました。
河畔に植えられた桜の木もすっかり成長して、この時季見事に咲き誇ります。隅田川を行き来する船に手を振りながら、まさしく滝廉太郎の唱歌を思い浮かべつつ春の気分を味わうのには最高です。
(写真は何年か前に現地で撮影したものです)
今週末には見ごろを迎えるでしょうか。是非、散策を兼ねてお出かけください。
川の流れにたゆたうこの町の未来をみんなでたしかめることができるはずです。ほら、川面に豊かな笑顔と希望が輝いていますよ。