住吉神社(佃1)境内社中、最も規模が大きく、「龍神様」「弁天様」と親しまれている「龍神社」。
毎年3月後半から4月上旬の巳の日に近い日曜日に例祭が執り行なわれ、境内に桜が咲く季節と重なることから「さくら祭り」も同時に開催されます。
今年の会期は3月28日(土)29日(日)両日。
住吉神社と隣接する佃公園には約120本のソメイヨシノが植栽され、見頃を迎えています。
境内では、甘酒・お汁粉の無料接待(11:00~15:00)。
28日は、11:30から三井住友建設㈱<三建太鼓>の、13:00から佃中学校太鼓部の演奏がそれぞれ披露されました。
29日は11:00より大祭式が斎行されます。
✎文政5年(1822)、境内に水を司る神、龍姫大神が龍神社として創建。その後佃島に白蛇が現れ、島民は龍神として崇め町内に奉祀。天保9年(1838)、祠が漁師の網を渋釜で煮る作業場の近くにあり、火熱の害を受けやすかった為、祭神のお告げもあり、龍神社に合祀。天保10年には、日本橋白木屋の大弁財天の御神徳が大きすぎ、持ちきれず、合わせて合祀したとされています。
今日では龍神社と大弁財天を合わせて「龍王弁財天」と呼ばれ、開運出世・金運上昇・商売繁盛・学業成就・芸能達者・病気平癒の御神徳を持つ神として崇敬を集めているようです。
弁財天の縁日が「巳の日」であることから、この日は多くの人々が参拝に訪れたと聞きます。