ブログネタのヒントをときどき提供してくれる友人から、「4月4日って『あんぱんの日』らしいよ」というありがたい情報を入手。また、しばらくあんぱんを食べてなかったなというなつかしさから、銀座4丁目の銀座木村家(銀座本店)に伺いました
店先には、桜が飾られていました
確かに、「4月4日はあんぱんの日」でした
しかも、それは、今を遡ること140年前の1875年(明治8年)4月4日に、木村屋創業者の木村親子が、あんぱんを明治天皇に献上したことに由来するとのこと
両陛下が、向島にある水戸藩の下屋敷でお花見をされた際のお茶菓子として()、出されたそうです
木村親子は、季節感を表現するため、奈良の吉野山から、八重桜の花びらの塩漬けを取り寄せ、あんぱんに埋め込んでみたところ、この「桜あんぱん」は両陛下のお口に合い、「引き続き納めるように」というお言葉を戴いたそうです(これにより宮内省御用達)
以来、店頭のあんぱんにも桜の塩漬けがへそ押しされ、「桜あんぱん」がお目見えしたのだそうです。へぇ~
ということで、まさにその「桜あんぱん」を購入向かって右が「桜あんぱん」、左は「酒種 桜道明寺」です
「桜あんぱん」は、餡の甘味と、桜の塩漬けのバランスが絶妙で、それを包む酒種のパン生地自体が、酒饅頭の製法に倣っているからでしょうか、パンであってパンでない(じゃあ何なんだ)風味があって、おいしいです「酒種 桜道明寺」は、道明寺餡のもちもち感と桜葉の香りが春らしいです
「桜あんぱん」と「桜道明寺」を味わいつつ、日本人って、ほんとすごいなと感動そもそも、すべてお花見のお茶菓子としてのあんぱんへの工夫から始まったことなのですからしばし、「日本人のものづくり」への情熱に思いをいたしました。
銀座木村家では、現在、桜あんぱん祭りを開催中(3月1日~4月12日)
桜あんぱん祭りのHPはこちら ⇒
http://www.ginzakimuraya.jp/bakery/sakura/