三井文庫50周年・三井記念美術館会館10周年を記念する特別展覧会が、開館10周年を迎えた三井記念美術館で開かれています。
内容は、前期(4月11日~5月6日)の"茶の湯の名品"、そして
後期(5月14日~6月10日)の日本屈指の"経営史料が語る三井の350年"です。
三井記念美術館 展示室1
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
三井記念美術館 展示室3「如庵」写
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三井本館7階までエレベーター、落ち着いた佇まいと薄明るい照明でデザインされたこの美術館に入ると
世間の喧騒から解き放たれる感覚があります。戦争に明け暮れた鎌倉、室町時代に発達した茶の湯は、
このようなところで精神の安らぎを求めた武士の一時を提供したのだろう、茶室「如庵」が再現されている。
重要文化財 黒楽茶碗 銘俊寛 長次郎作 桃山時代・16世紀
三井記念美術館蔵 展示期間 4月11日~5月6日
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多くの茶碗が有る中で、一番印象に残るのはこの黒茶碗、数百年前から多くの人が手に触れたと思われる優しい型、このあたりが日本人独特の感性であるような気もします。
駿河町越後屋正月風景図 江戸時代19世紀 三井文庫所蔵 展示期間 5月14日~6月10日
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三井両替店の大福帳 江戸~明治時代・18~19 世紀 三井文庫所蔵 展示期間 5月14日~6月10日
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三井の歴史は、伊勢・松坂に遡ること約350年、江戸時代は
呉服・木綿の呉服店部門(三井越後屋)と金融部門(三井両替店)で多くの苦難の歴史を乗り越えて
今に至っています。富士山の見える室町二丁目の浮世絵は今でもその面影があります。
日本には創業100年以上の企業が2万社以上あるといわれ、世界に類を見ない長寿企業大国のようです、
多くは中小の老舗ですが、この三井は大店(おおだな)を代表するグローバルな日本企業です。
三井記念美術館→最寄駅は地下鉄銀座線の三越前駅
詳細はこちら URL http://www.mitsui-museum.jp/
※各画像は三井記念美術館様の所有となります。二次利用は固くお断り申し上げます。