古地図
現在の地図
昔の地図が手元にあります。 東京都区分地図の古いものです。
生前の父の、堅苦しい字で、「此の地図は、旧地名が記載されているもので貴重なり、大切に保管されたし」
と添え書きがしてあります。
中央区の頁を眺めると、隅田川に架かる橋に中央大橋、隅田川大橋、加えて佃大橋の表記がありません。
月島と佃島の間には佃川があり、佃大橋がないので、"佃島ノ渡"と佃町と湊町が点線で結ばれています。
町名も今は姿を消した、銀座西、東、越前掘、本石町等々が見て取れます。
区内で最初のお祭り'鐵砲洲稲荷神社例大祭'が2日から始まりました。祭りに参加する全ての神輿を撮影したいと思っていました。
天気に誘われ2日実行にうつしました。
闇雲に神輿を探すことはできないと、場所を問い合わせたところ湊三町目神酒所の方がタウンマップに入船・新富及び明石町まで赤く書き入れて頂きました。ご親切に感謝です。
古地図とタウンマップを片手にその後は銀座中の銀座八丁目から京橋公園の銀座一町目の神輿まで14ヶ所を完全制覇することができました。
新橋演舞場近くでは、思いがけなく銀座六・七丁目東の神輿行列出会えたり、銀座四丁目では中央区観光協会特派員のカードのご威光か、朝、参拝した鐵砲洲稲荷神社の御利益か'七福神あられ'を戴きました。
帰りは、銀座四丁目銀座三越2階にある有名マカロンを土産にしました。土曜日、海外からのお客さまや世代が入り混じったひとひとの渦、古さと新しさが生きずく中央区。古い地名に生きていた人達に暫しこころを傾けながらの一日でした。