2年に1度開催の恒例の神田祭。今回は、2016年に神田神社遷座400年を迎える「ご遷座400年奉祝大祭」として一段と盛り上がりを見せています。(5月7日~15日)
神田祭も元々は氏子町の勇壮な山車や、当時流行していた文化芸能(能・浄瑠璃歌舞伎・舞踊・音曲・草双紙・伝説など)を多様に取り入れた踊り屋台や曳き物、仮装行列などからなる「附け祭」が中心をなしていたようです。
明治に入ると、路面電車の開業・電信柱の敷設等で山車の通行に支障をきたし、山車に代わり、神輿渡御を「渡御祭」と称するようになり、戦後「神幸祭」へ名称変更し、江戸時代からの心意気は時代の波を乗り越え、脈々と受け継がれてきたとされます。
平成に入り、歴史の回顧がきっかけとなって、「附け祭」が復活。かつての曳き物の「大鯰と要石」「大江山凱陣」「花咲か爺さん」「浦島太郎」等が復元。5月9日行なわれた今年の「附け祭」は、天下祭の山車の様式が伝わる静岡県・三熊野神社大祭の2町の称里(ねり=山車)、勇壮な「相馬野馬追」の騎馬武者、神田神社のキャラクター「みこしー」、神馬「あかりちゃん」など新たなキャラクターも加わり、目を楽しませてくれました。
15:00 有馬小学校発
16:15 小網町児童公園
16:30 日本橋三越前
17:25 秋葉原電気街
18:15 神田明神着