毎年楽しみにしている、銀座ギャラリーズ主催の、「銀座の夜会」
2004年秋に第一回が開催され、2009年からは春の開催となり、今年で11回目の開催です。
今年は、26のギャラリー、画廊が参加されていました。
銀座4丁目の日動画廊さんから順に画廊巡りをすることとしました。
日動画廊さんでは、朝井閑右衛門さんのドン・キホーテとサンチョ・パンサの絵、林武さんの薔薇、着物姿の娘さんの絵に暫し足が止まりました。
錚々たる画壇の重鎮の作品が並んでいるかと思えば、新人の方の作品なども展示されており、親しみやすいお値段の作品もありました。
鑑賞後のシャンパンの美味しかったこと、C'est aussi tre's bien !
宵闇が迫り、暗くなったところで仄かに点る提灯が、何とも言えぬ情緒を漂わせています。
銀座柳画廊では、副社長の野呂洋子さんがお着物で、 "おもてなし"
岡野博画伯の瀬戸内海を舞台とした画集を拝見し、素敵なパステルカラーの色使いに感心したとともに、郷愁を覚えました。
後ほど頂いた白ワインとカナッペ、とても美味しゅうございました。
秋華洞さんでは、田中千秋社長の作品の説明に沢山の女性客が固唾を飲んで聴き入っていました。
甲斐庄楠音画伯の作品集の紹介のタイトル、「穢いが生きていろ」。画伯の生い立ちや個々の作品の説明には熱い情熱が感じられました。
この中の作品で、「夕化粧」。少し肩からはだけた着物の、そんなにすれていそうにもない女が紅を塗る絵。以前から何度か拝見していますが、
「ちょっと気になる、「忘れられない絵」です。
「ギャルリーためなが」さんでは、大好きなアイズピリの作品を思い切り堪能しました。
また、各画廊にはグループでのご参加もあったようで、皆様の美術に対する熱気が伝わってきました。
素敵でお洒落な、画廊の夜会。 ご案内のリーフレットを持って歩くご婦人方もお洒落して、
ある方はルノアールのモデルの様に、ある方はお着物をお召しになって日本画の絵になっていました。
さすが、銀座です!盛会でした。