「当機は、房総半島上空に差し掛かりました。」
機長の歯切れの良いアナウンスが耳に届きます。
あっという間だったな。
仮眠から現実に戻り、東京湾の夜景を見下ろしました。
久々に澄み切った夜空。右側窓際の席。好条件がそろいました。
白い光のラインのゲートブリッジが姿を見せます。
中央区の方向は・・・。
スカイツリーを目印にすると、隅田川の輪郭が分かります。
空からの灯りに浮かぶ中央区も、記憶に残ります。
今回は、出雲大社への御礼参りの帰り道でした。
和銅2年(712年)に編纂された「古事記」1300年を機に、山陰の旅、出雲大社
への参拝を続けています。
昨年は千家国麿氏と典子様の婚儀が、心華やぐ話題を提供してくれました。
ゆるキャラ「しまねっこ」のマークを付けたガイドさんによる縁結びのお話は、
すぐにでも話したくなるトリビアがいっぱいでした。
宿を松江に取ったのですが、その日のテレビニュースや地元紙「日本海新聞」
の1面に、「松江城天守、国宝へ」の記事が踊っていました。
武具櫓跡に祝の垂れ幕が掲出されています。
国宝指定に向けた答申後の一番乗りでした。
全国に12の天守が現存しますが、その中で国宝としては5番目の指定です。
築城は慶長16年(1611年)。
現在の松江市の礎を築いたといわれる堀尾吉晴公の城普請を指揮する像が、
一昨年大手前広場に建てられました。
旅行の前に訪ねたのが、「にほんばし島根館」。
島根県のアンテナショップで、出雲・石見の情報がぎっしり詰まっています。
中央区日本橋室町1丁目5-3
東京メトロ(銀座線、半蔵門線)三越前駅のA4出口から地上に出ると目の前
にありますよ。