子供の頃、勝鬨橋を渡り築地から月島へ行くと、少々大げさだが別世界へ行くような感じさえした。
もちろんその頃の月島・勝どきは、今では想像もできない町の様子だった。
橋を渡るとき上から川面を見るとその高さで恐怖感があった。
また、橋が開いたときの記憶がかすかにあるが、この時路上の砂やゴミが滑り落ちてきたそうでこれがかなりの量で砂ぼこりが舞ったという。
勝鬨橋は、現存する数少ない可動橋だか、
今は、「機械部への送電を取り止めており、可動部もロックされ
1970年11月29日を最後に開閉が停止となり、開けることはできない」 ようである。
橋の構造は、
「橋本体(片側だけで重量900t)と軸を挟んで乗せられているカウンターウェイト(重量1,100t)で構成されている」といことだが、
船で下を通って、このカウンターウェイトを見たと言う知人の話では
(正しいかどうか不明だが) 鉛の棒状のものらしい。
中央部分は
「電動式のロックピン機構が備わり、現在もこのロックピンによって固定されているので
合わせ目に立ったとしても振動によるズレが感じられることがない。」
とインターネットサイトで記載されているが、実際この部分に立つとズレが感じられないが大型車の通行時はけっこう揺れます。
可動分の手前歩道には、信号機(もちろん使われはしない)が現在もあります。
車道にもしばらく信号機は残っていた。
橋が開く際は、この信号器が赤になり、橋上の往来を停止させていた。(警報サイレンも鳴ってたようだ)
当初から路面電車用のレールが敷設されたようで
都電が、月島と銀座・日比谷方面を行き来していたと思う。
このレールの轍に自転車のタイヤを取られ中央車線付近で転倒したことがある。
この当時でもかなりの交通量があったが、痛い思いはしたが、運よく交通事故にはならなかった。
私の中では、
美しさは清洲橋が1番
力強さは永代橋が1番
存在感は勝鬨橋が1番
中央区内に架かる橋は他にもあり、隅田川テラスから眺める橋はバラエティーに富み楽しいでよ。