浜離宮恩賜庭園は、江戸時代、甲府藩の下屋敷の庭園から将軍家の別邸浜御殿を経て、明治以降、宮内省管理の離宮になり、その後東京都に下賜されて都立公園として現在に至っています
先月、園内では、三つ目となる御茶屋の復元が完了しました
燕(つばめ)の御茶屋です
燕の御茶屋は、十一代将軍徳川家斉の時代にあった御茶屋のひとつで、釘隠しの金物がツバメの形をしていたのが、名称の由来と言われています。
屋根は、サワラ材を重ねて葺いた「こけら葺き」です。
浜離宮では、現在、庭園内の茶屋群の復元を進めています
1983年に「中島の御茶屋」、2010年に「松の御茶屋」を復元。
2017年度までに「鷹(たか)の御茶屋」も復元するそうです。
19世紀後半にあった迎賓施設「延遼(えんりょう)館」も2020年までに復元し、都の迎賓施設として使う方針だそうです。
梅雨の合間の晴天の一日、池に泳ぐクロダイやボラを見ながら、広々とした庭園を散策するのは気持ちがよかったです