7月10日、「コレド室町1」5Fの日本橋三井ホールで恒例の「アートアクアリウム2015 ~江戸・金魚の涼~ &ナイトアクアリウム」が開幕。
会期:7月10日~9月23日 (11:00~23:30)
日本橋の夏の涼を体感するイベントとして2011年からスタートした同企画は、江戸期の日本橋で庶民文化として親しまれるようになった金魚を、意匠を凝らした水槽と光・映像など最新の演出技術を融合させ、現代風にアレンジした水中アート展。
会場は照明が落され、幻想的な光の中で舞うようにが泳ぐ約5,000匹の金魚。
前回も登場の、様々な珍しい金魚を丸いアクアリウムで見せる「金魚コレクション」、凸レンズ・凹レンズ・二重レンズを通して中で泳ぐ金魚の視覚的変化を楽しむ「リフレクトリウム」、直径1.5mの球体の水が溢れ出る水槽「アースアクアリウム・ジャポニズム」等々に加え、今回は、①檀上に4m四方の "蓮(はす)の花" をモチーフにした巨大金魚鉢が朱塗りの櫓のなかに浮かび上がる「ロータスリウム」、②万華鏡にインスパイアされた六角柱のアクアリウム「カレイドリウム3D」、③三角柱の水槽が40個合体しミラー加工され無限の奥行を体感できる高さ2.4m幅4mの大型アクアリウム「インフィニトリアム」、④琳派400周年を記念した、"襖(ふすま)" をモチーフにした幅約3.6mのスクリーン状水槽にプロジェクションマッピングにより投影された "燕子花図" "風神雷神図" 等の映像の中を金魚が泳ぐ「琳派リウム」、⑤「手鞠リウム」が新登場。
19:00以降は「ナイトアクアリウム」となり、音楽と照明の演出が変わり、オリジナルカクテル "金魚カクテル" などドリンク片手に観賞できます。
土曜・祝前日は、DJによるスペシャルライブの他、京都・祇園の舞妓による「舞妓ナイト」や、昨秋、京都・二条城で開催された「京都世界遺産登録20周年記念 アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~」にて「アートアクアリウム城 特別講演 金魚の舞」を演じた女形 荒城蘭太郎が舞を披露する「花魁ナイト」など、伝統芸能を現代的な感覚で楽しめる企画も予定されています。
尚、期間中、日本橋地区では、福徳神社の参道の仲通り沿いに100個の金魚提灯を飾り、金魚街道を演出する他、金魚をモチーフにしたワークショップ開設、金魚グッズの取り揃え、金魚(夏)メニューの提供、金魚すくいグランプリ、浴衣イベント、日本橋船着き場からのクルージング<納涼金魚ちょうちん船>等々、江戸時代の知恵と技を生かし、楽しみながら涼をとる夏のイベント、「EDO ECO 日本橋 2015」が開催されています。