例年にも増して梅雨らしい天気が続いていますが、その雨も、この時季の植物にとっては生育に欠くべからざるものらしく、歌舞伎座タワー5階の屋上庭園にある芝生は、小雨の中、目に痛いほど「みどりみどり」しています
この屋上庭園には、「先人の碑」や
「黙阿弥の石燈籠と蹲踞(つくばい)」が
ありますが、それらを取り囲む植物も、3年目を迎えてボリューム感を増していました
ちなみに、「先人の碑」は、明治22(1889)年の第一期歌舞伎座の開場以来、歌舞伎座の興行に係ってこられた先人の偉大な功績を永遠に讃えるために建立されたもの
「黙阿弥の石燈籠と蹲踞」は、歌舞伎作者の河竹黙阿弥が、晩年の6年間を過ごした住居(現在の墨田区亀沢2丁目)の庭に置かれていたものだそうです