さて、中央通りをの街さんぽを続けています、今度は南に向かったまま
右手には高島屋さん、左側を歩きますと、本屋さんの丸善・日本橋店があります。
丸善といえば洋書コーナーの3階ですが、ここのワールド・アンティーク・プラザで、
8月4日まで、"シーボルトに編まれた日本"という題名で古書展示会が開かれています。
シーボルトといえば、1823年から鎖国日本へ長崎出島のオランダ商館医として6年間、多くの分野で
日本を分析し、それを国内外に伝播してくれた一級の外国人という印象があります。
シーボルトが残してくれた文献から、江戸後期の日本人の文化風土、生活がビジュアルで見られます。
また、昔の日本橋辺りの風景の図などもあります。確か、将軍へのお目見え(ご報告)ということで、
徳川家斉あたりだったろうと思います。その時は、室町3丁目当たりの"長崎屋"に
泊まったのだろうと思われます。シーボルトには、多くの日本人の友人がいたのでしょう、
海外と接するには、先ずは言葉が出来ること、友人を作ること、
これが秘訣だということは今でも変わりないことと思います。
お帰りには、ハヤシライスを如何でしょうか?この由来は、よく言われている、
丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)さんが作った牛肉と野菜のごった煮に由来するとか。