気温35度、南からは台風が来ています。
そんな真夏になる頃、中央通りを南へ、COREDO日本橋を通り過ぎ、少し歩いた所に
5月20日に本社を移転された"榛原(HAIBARA)"さんに立ち寄りました。
200年以上続いている伝統の紙の技を、今に伝える老舗、建物の概観のデザイン自体が
お洒落で目を引きます。入り口の右側ショーウィンドーには、涼しげな団扇が見えます、
中に入ると、全体の色調が明るいデザインがとても美しい空間です。
偶々、日本橋ワーカーズの会;アサゲで、マエヒャクとして登壇された
広報の中村さんと初めて出会い、詳しいお話をお聞きしました。
ありがとうございました。
*江戸後期の1806年、小間紙問屋として出発、千代紙、木版刷りを手掛ける。
*西郷隆盛、勝海舟なども、榛原さんの和紙を使ったりして、和紙で物書きをするのは、
当時一種のステータスシンボルだったようです。
*デザインは河鍋暁斎 柴田是真といった一流どころにお願いしていた。
*そして明治の文明開化、和紙の輸出、洋紙の輸入など、そして日本で初めて方眼紙を作った。
*大正時代に開発に成功した榛原製記録紙が、アポロ11号に搭載され、月面記録に用いられる。
因みに、今年、私は、榛原さんのこの蛇腹便箋セットで、暑中見舞いを書く予定です。
ところで、老舗のみなさんは、英語名を大体、NIHOMBASHIとして使われているようです、
今風に(現代文法では)、NIHONBASHIのようで混在している状況、
やはり風情を感じるのはMだと思うのです、、。
少し歩けば高島屋さんです。水を飲みながら歩きます。