日本橋本町に創業360年を超える和紙の老舗商店「小津和紙」がある。
江戸時代 1653年 承応2年 小津清左衛門長弘が、江戸の商業地大伝馬町(現 本社所在地)に紙問屋「小津清左衛門店」を創業したのが初めだという。
2015年に完成した新店舗は江戸時代の商店のように塀に囲まれ、入口には暖簾がかかるシャレた作りだ。
一階は正面に紙漉き体験ができるコーナー「和紙体験工房」があり、左手奥が店舗で日本全国の和紙と和紙を使った製品が並んでいる。
2階は小津文化教室、小津ギャラリーとなっており、3階が「小津史料館」と和紙の歴史や原料、製法や産地などを展示してある「ミニ博物館」となっている。
「小津史料館」は当然のことながら「小津和紙」の歴史を紹介する展示物を中心に集めたものだが、創業360年を超える老舗らしく、その展示物には江戸時代の風俗や商人の暮らしぶりなど興味深い資料もたくさん展示されている。
3階にはこの「小津史料館」の他、和紙を使った作品のギャラリーと和紙に関する知識が得られる「ミニ博物館」があり、和紙が世界無形文化遺産に登録されたことでもあり、こちらは小学生の夏休みの自由研究にお勧めだ!
番頭さんがいろいろと説明をしてくれ、ギャラリーで実際に和紙が作られる工程を録画したビデオも見せてもらえる。
また店舗の一階では紙漉き体験ができるコーナーでは、実際にオリジナル手漉き和紙体験を家族や友人あるいは1名でも体験できるそうだ(予約優先)
2階は小津文化教室となっており、書道・ちぎり絵・押し花・篆刻・水墨画・色鉛筆画・絵手紙・カリグラフィー・お香・王朝継ぎ紙など、さまざまなジャンルで約80の教室を開講している。(2時間の体験型講習会もあり)
夏休みにお子様を連れてこのようなミニ博物館を訪れるのも楽しいのではないだろうか?
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-6-2
TEL:03-3662-1184 FAX:03-3663-9460
営業時間:10:00 ~ 18:00 定休日:日曜日