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まち歩きツアーに思うこと

[四方の風] 2015年7月29日 14:00

 あづーい日が続きます。本格的な夏です。それを待っていたかのように、

7月から、中央区観光協会恒例の「まち歩きツアー」がはじまりました。

このイベントは、中央区が沢山もっている魅力をひとりでも多くの方たちに知って戴く機会に

なっているようです。が、高倍率の競争を経ないその機も難しいとも聞いております。

  

 幸運な、上は80代から下は一桁代のお子さんまで総勢13名の方たちと築地のある

朝日新聞東京本社を'新聞が出来上がるまで'と題し引率者のひとりとして参加してきました。

 空調の効いた屋内を移動、解説者の上手な誘導、刷り上がったばかり(実際に湿っぽい)の

その日の夕刊を含め数々のお土産が付いて2時間あまりの見学。

引率者であることをわすれ幾つか質問をしてしまうほどでした。 

 

 わたしは、今は東京在住ではありません。昭和35年まで東京に住んでいました。

そのころ有楽町にはいくつかの新聞社がありました。

特徴的な風景があったことをガイドさんの解説でおもいださせてもらいました。

 みなさんのなかにも覚えのある方がいると思います。

それは、ビルの上を飛び交う鳩の群れです。

当時は伝書鳩が取材記者の記事を会社に送っていたのです。

今日の説明でひとりの記者が最低三羽の鳩を持参していたそうですから

びっくりです。マリオンの上空を鳩がとぶ姿を思い描いてみるのもいいかもしれません。

 

 もうひとつ、今回の見学では、特典として本社ビル最上階である16階からの眺望を堪能

することができました。

 眼下に築地市場や浜離宮恩腸庭園、眼を上げれば晴海高層マンションやレインボー

ブリッジ等をみることができました。折しもこの日、来年11月に豊洲に移る築地市場の

カウントダウン開始をニュースが伝えていました。

 わたしが昔の有楽町の鳩を思い出したように、この日の築地市場を眺めた数人の子供

達もいつの日にか、なつかしむことがあるかもしれません。

 

 観光協会のお手伝いをさせていただきながらこうしたチャンスにめぐりあえました。

来年以降特派員に挑戦し、あらたな中央区に多く触れみてはいかがでしょうか?

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朝日新聞社