赤くてカワイイ江戸バス。中央区民の大事な足ですが、区内観光にも便利な乗り物で中央区特派員ブログでも江戸バスを使った観光案内がたくさん紹介されています。
さて、ある日八重洲通りを歩いていると、都バスのバス停の近くに屋根つきのバス停(シェルター)が!(左側写真)。多くのバス停、特に江戸バスのバス停といえば右下の写真のようなポールが一本建っているだけの簡単なものが多いですが、ここ八重洲通りの「いちよし証券前(八重洲通り東)」の北循環バス停には、ベンチに加え立派な屋根とガラスの壁がついていて、雨や風の強いときでもバスを待つのに安心です。昨年12月に江戸バスのバス停に新設されたそうで、八丁堀のいちよし証券前のほかにも聖路加病院、晴海、浜町など既に7箇所が整備されているようです。
良く見るとバス停の横のガラスの壁には、ちょっとおしゃれなファッションや化粧品などの広告が入っていて(上の写真)、近くの地味な都バスのバス停(「ちょこっと走れば、違う街♪」:下の写真)と比べて都会的なセンスの良さを感じます。それもそのはず、もともとフランスの広告代理店のJCDecaux(ジェーシードゥコー)が始めたビジネスで、「広告付バス停留所上屋」というのが正式な名前だそうです。バス停側面に広告を出しているファッション会社などからの広告料で、バス停の設置と維持管理の費用をまかなっており、バス停の整備のために東京都や中央区などはお金を払う必要が一切ないという、いわゆるPPP(官民連携パートナーシップ)によるものです。中央区の場合JC Decauxと三菱商事の合弁会社のMC Decaux(エムシードゥコー)が実施しており、中央区のほかにも全国45都市で似たような広告付きバス停が整備されているそうです。たかが「バス停」ではありますが、聖路加病院、八丁堀、浜町などから江戸バスを使うときは、ちょっと注意してみたらいかがでしょうか。