毎日暑い日が続きますが、花の少なくなるこの時季に、中央区の街路樹として、貴重な花を咲かせてくれるのが、ムクゲとサルスベリです
私の勤めている会社の近くでも、新大橋通り沿いにムクゲが(下の地図上、赤枠内)、築地川公園の両側の道路沿いにサルスベリが(下の地図上、青枠内)、炎天下で咲いています
ムクゲ(木槿)は、アオイ科フヨウ属の落葉低木で、花の大きさは10~18cmほど
花は、その年に伸びた枝に咲きます
ムクゲは、夏から秋に絶え間なく新しい花を次々と咲かせます
サルスベリ(百日紅)は、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木
花びらは6枚で、フチが強く波打って縮緬状になっています
名前「さるすべり」の由来は、幹の成長に伴って古い樹皮が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れてくることによります
猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑(さるすべり)ということでしょう(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまうらしいのですが・・・)
一方、漢字名「百日紅」の由来は、「約100日間(長い)、ピンク色の(白もありますが)花を咲かせる」ことによるのでしょう
この暑い季節、アスファルトジャングル、コンクリートジャングルの都会に、潤いを与えてくれるムクゲとサルスベリに、感謝、感謝です