鍛冶橋通りに面した東京国立近代美術館フィルムセンター(京橋3-7-6)7階展示室で、展覧会「生誕110年 映画俳優 志村喬(たかし)」が開催されています
志村さんといえば、「世界のクロサワ」の作品に多数出演し、「酔いどれ天使」の貧乏な中年医師、「七人の侍」の統率力に優れた浪人(勘兵衛)、「生きる」の余命わずかな老役人が、記憶に鮮明ですが、生涯で400本以上の映画に出演されていたことは、今回初めて知りました
展示されているのは、志村さんが出演した映画のポスター、シナリオ、映画で使った小道具、三船敏郎さんや黒澤監督からのメッセージ、「生きる」の公園のブランコシーンのセットイメージ図から、手紙、手帳のメモ書きまで、プライベートな資料も見ることができます
関連企画として、同館の大ホールでは、志村さんの出演作品「野良犬」「醜聞(スキャンダル)」などの黒澤作品や、「ゴジラ」「男はつらいよ 寅次郎恋歌」など15作品が上映されます
志村喬夫人の「素敵な役者です」というコメントが、実感として感じられる展覧会です
開催期間は、12月23日までです
月曜日が休室日なのと、それ以外にも休みの日がありますので、お出かけの前に、HPで休室日でないことを確認してください
「映画俳優 志村喬展」のHPはこちら ⇒
http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/shimura/