浜町公園の一隅に小さなお寺があります。
清正公寺といい、日蓮宗の寺院で、熊本本妙寺の別院になります。
このお寺はその名の通り、豊臣秀吉の子飼いの家臣で、「賤ヶ岳の七本槍」や朝鮮出兵でも有名な加藤清正公を祀るお寺です。清正公は、肥後国を与えられ、熊本藩主となりました。
では、なぜ浜町公園に清正公のお寺がということですが・・・
この浜町公園の場所には、もともと加藤家の後を受けて肥後の国の領主となった細川家の下屋敷があったそうで、文久元年(1861年)に、藩主細川斎護が、熊本本妙寺に安置する加藤清正公の分霊を勧請したのだそうです。
明治維新後には、一時加藤神社()と称したそうですが、明治18年に仏式に戻して、清正公堂と改称し、管理を熊本本妙寺に委託して、本妙寺別院として現在に至っているそうです。
これからは、季節もよくなり、緑の多い浜町公園や公園裏手の隅田川沿いは、散歩にも最適かと思います
一度清正公寺も訪れてみてください