今年は9月27日が旧暦の8月15日に当たり、「中秋の名月」(十五夜)。
この時季は澄み渡った夜空に、ちょうど見上げるのに適した角度で月が上り、月見に最適のシーズンとされていますが、台風が襲来したり、日本列島付近に前線が停滞することも多く、必ずしも広い範囲で好天に恵まれるとは限らないようです。
幸い今回は、時折雲に隠れることはあったものの、美しい月を十分愛でることができました。
「十五夜」というのは "新月の日を1日目としたときの15日目の夜" ということですが、実は月の満ち欠けの周期がピッタリ1ヶ月でないことから年により微妙なズレが生じ、「中秋の名月」が必ずしも満月とは限らず、今年の場合は翌日が満月。
とは云え見た目はほぼ真ん丸のひときわ大きく明るい月です。
今年は翌28日が、地球の周りを楕円軌道で回っている月が1年のうちで最も地球に接近するタイミングで満月となる「スーパームーン」の日。
2日連続で特別な月を楽しむことができます。
因みに28日のスーパームーンは今年最小の満月(3月6日)よりも直径が約14%大きく見え、明るさは約3割増しと聞きます。
平安貴族などは、月を直接眺めるのではなく、杯や池に映り込んだ月を楽しんだとも云われています。
新川公園の隅田川テラス。川面には橋梁ライトアップの光り、外灯、川岸の建物の灯り、水上バスの電飾等々が映り込み、風情に彩りを添えています。