晴海トリトンスクエア内ポケットプラザ「花・水・樹」のグリーンアドバイザーの案内で園内を散策する毎月恒例のミニガーデンガイドツアー。
10月8日開催の今月のテーマは「トリトン・サルビアコレクション」。
サルビアと云えば一般には、赤いサルビア「サルビア スプレンデス」(和名:緋衣草)とその園芸種を指しますが(狭義)、広義には「シソ科サルビア属」の植物全体を指し、世界に500種以上あるとされているようです。
サルビアの名はラテン語 salvus(健康、よい状態、の意)に由来するとされ、本属のある種に薬効があるとされたことに因むと云われています。
サルビア属には、草姿や花色の異なる様々な品種がありますが、その多くは宿根草。
ブラジル原産の「サルビア スプレンデス」、テキサス原産の「サルビア ファリナケア(ブルーサルビア)」、メキシコ原産の「サルビア コクシネア」などは、園芸上 "一年草" 扱いとされている由。
"コクシネア種" に関しては、品種は限定的と聞きますが、園内にはそんな "コクシネア 種" の新しい品種「サルビア コクシネア "サクラブルコ"」も植栽されています。
サクラを思わせるややサーモンがかったピンクの花色が美しい可憐な花姿。
一方、ちょっと渋めの落ち着いた色合いの、「サルビア フェニックス "フェニックスワイン" 」は大人の雰囲気を漂わせた印象です。
この他、葉を擦ると完熟フルーツのような甘い香りのする「サルビア ミクロフィラ(チェリーセージ)」、白色の花弁と赤紫色のビロード状の萼がユニークな「サルビア レウカンサ(アメジストセージ)」、濃青紫色の花と黒色の萼が目立つ「サルビア グアラナチカ(メドーセージ)」、ラベンダーに似た花穂に紫の小花を付ける「サルビア インディゴスパイヤー(ラベンダーセージ)」、爽やかなブルーの花色の「サルビア ウルギノーサ(ボッグセージ)」等々、多彩なサルビアが植え込まれています。
今回は、「花のテラス」を中心に巡りながら、サルビアにスポットライトを当てて、「見て、聞いて、触れて」植物の楽しみ方を学ぶ、約50分のプランツウォークでした。
左から、サルビア ファリナケア、サルビア コクシネア "サクラブルコ"、サルビア "フェニックスワイン"、サルビア ミクロフィラ
左から、サルビア レウカンサ、サルビア インディゴスパイヤー、サルビア ウルギノーサ、サルビア グアラナチカ