芸術の秋です
10月10日(土)から、日本橋蛎殻町1丁目にある「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」で、「パリの四ヵ月」と題して、写真家の秋山庄太郎氏と銅版画家の浜口陽三氏の作品の展覧会が開かれています
今回の展覧会では、秋山庄太郎氏がヨーロッパ外遊で撮影したパリやヴェネチアの写真が公開され、浜口陽三氏の銅版画については、ヴェネチア・ビエンナーレ出品作を中心に約30点が展示されています
秋山庄太郎氏は、日本を代表する写真家で、女性や花の写真が印象に残っていますが、この展覧会に展示されているパリやヴェネチアの写真は、氏が「リフレッシュ休暇」のような形で、パリに滞在した期間に撮ったものだそうです。そのためか、とてもわかりやすい作品が多いように思いました
浜口陽三氏は、カラーメゾチントという技法を開拓して世界的に知られる銅版画家です。作品は、空間を広く取った画面構成に、小さな果物や貝などを配して、立体感のある静寂な世界が表現されています。メゾチントの特徴である微妙な黒の濃淡もすばらしいです
また、会場の「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」は、浜口陽三氏の作品を収蔵・展示する美術館として、1998年11月にヤマサ醤油株式会社が開設したものです
これは、浜口陽三氏がヤマサ醤油第10代目社長の三男として生まれたことによります
期間は、2016年の1月24日(日)までです。
「ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション」のHPはこちら ⇒
http://www.yamasa.com/musee/info/