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「琳派 中央区を彩る」@京橋、築地&八重洲

[月島菜々子] 2015年11月 7日 12:00

京都では「琳派 京(みやこ)を彩る」展が開催中です。    IMG_5392.JPG

先日、来場者数が10万人に達したと大盛況の様子。

11月8日までは、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の
風神雷神図屏風3作品を同時に見ることができるとのこと。

きっとものすごい迫力なのでしょう。

 
 さて、中央区に縁のある「江戸琳派」の創始者、酒井抱一に思いを馳せてみましょう。

 
 抱一は江戸後期の1761年、姫路藩主の次男として生まれました。武家の次男の悲哀もあり、若い頃から俳諧や絵画に親しみました。

 
 絵画は中橋狩野家の手解きを受け、その世界を広げていきました。

この中橋狩野家は、江戸幕府の奥絵師であった狩野四家の1つであり、

歌川広重住居の隣にあったと、京橋1丁目の「歌川広重住居跡」の説明版に記載があります。

 37歳で出家。さらに尾形光琳に私淑して独自の画風を確立。
 京都の華麗な装飾画法である琳派を、江戸ならではの粋で瀟洒な江戸琳派として完成させました。68歳で亡くなりましたが、お墓は築地本願寺にあり境内の史跡となっています。
 

 ところで、京都の展覧会は時間的に難しいと言う方には八重洲の「京都館」がお勧めです。

琳派グッズも販売していますよ。一度立ち寄られてはいかがでしょう。
ここは、まさに八重洲で出会える「ほんものの京都」です。
 

 

・「歌川広重住居跡」説明版:京橋1-9-7

・「京都館」:八重洲2-1-1 ヤンマー東京ビル1F
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