銀行発祥の地
この地は明治6年6月11日(1893年)
わが国最初の銀行である第一国立銀行が
創立されたところであります
昭和38年6月建立
東京証券取引所
日枝神社
其角住居跡
『榎本其角(1661~1707)は、松尾芭蕉門下の高弟です。膳所藩本多家に仕える医者の子として江戸で生まれ、15歳で芭蕉の門に入ったといいます。俳諧にとどまらず、医学、詩学、漢籍、書、絵画にも長じた早熟の才人として知られています。元禄年間末から薬師堂のちかくに草庵をむすび、ここで没したと伝えられます。酒豪として知られ、「十五より酒を飲み出て今日の月」という句もありますが、芭蕉に大酒を戒められという話もあります。さまざまな逸話で江戸の人々に親しまれた俳人です。』
中央区文化財めぐり
中央区教育委員会
智泉院
所在地 中央区日本橋茅場町1-5-13
鎧島山(がいとうさん)智泉院(天台宗)の本尊薬師如来は、平安中期の恵心僧都(えしんそうず)(源信)作と伝えられ、江戸時代には、山王権現の本地仏として、山王御旅所(現、日枝神社)内にありました。明治時代の廃仏棄釈などの影響もあって、現在、この薬師如来は川崎市の等覚院に安置されています。
智泉院は、「茅場町薬師」の名で広く知られた名刹で、縁日には植木市も開かれ、江戸庶民の厚い信仰を集めていました。
瑠璃殿前の天水鉢は、天保12年(1841)に本尊が開帳されたのを記念し、奉納されたもので、銘には当時の坂本(現、兜町)という町名や、町に住んでいた人々の名が刻まれています。鋳出した釜屋七右衛門は、通称釜七といって、江戸では有名な鋳物師でした。この天水鉢は、当時の賑わいを現在に伝えるものとして、中央区民文化財に登録されています。
平成六年三月
中央区教育委員会