銀座2丁目、銀座大塚ビル地下1階にある MEGUMI OGITA GALLERY(メグミオギタギャラリー)で、現在、廣江友和新作個展「Hellish Toy Story -地獄草紙より-」が開催されています
同ギャラリーでの廣江氏の個展は、3回目になるそうです
私は、専門的なことはわかりませんが、廣江氏はルーベンスと同じ絵画の古典技法「第二フランドル技法」()で下地を作っているそうです
ちなみに、ルーベンスは、バロック期のフランドル(現在のベルギー)を代表する画家、外交官。テレビアニメ「フランダースの犬」のクライマックス、今でも見るたびに泣いてしまうシーンで、ネロ少年が最期に見る絵は、アントワープにある聖母マリア大聖堂に実際に架かっているルーベンスの傑作「キリストの昇架」です
会場には、「地獄草紙」の炎がモチーフの大作、鬼とおもちゃの兵隊が地獄で入り乱れる戦争画や、「鳥獣戯画」をモチーフとした廣江氏初の壁画(ギャラリーの壁面に直接描かれています!)が展示されていました
「地獄草紙」というおどろおどろしいテーマとはうらはらに、不思議に明るくはつらつとした印象を受けました
日本画の持っている平面性と西洋画の持っている立体性の融合、赤い炎の躍動感とぬいぐるみやおもちゃの静物画的なコントラストが新鮮です
期間は、12月5日(土)までです。
開廊時間は、11時から19時までで、日・月・祝日はお休みです。
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