四方の風です。
久しぶりの投稿になります。申年も早くも半月が経過。私事ですが、今月が誕生月なので年明け早々、ひとつ歳を重ねることになります。
さて、わたしの中央区のまち歩きは1月5日、今年が終いの年になった築地の初セリ見学と当日が初戌で賑わう水天宮詣ではじまりました。
年はじめの記事は、5日のことではなく1月10日{日) 鉄砲洲で行われた、中央区新年の極め付け行事である寒中水浴大会(寒中禊)を
書きます。昭和30年以来今回で61回目を迎えた今回は、神社改修工事のため神社境内ではなく隣接する鉄砲洲公園で行われました。
今年は暖冬といわれますが、当日も快晴に恵まれ、水槽に予め入れられた大きな氷柱も少し解けるのが早まっていたようです。
寒中水浴は、神前で冷たい水を浴び心身を清め無病息災を祈願する行事。実際に水浴される方だけではなく、見物している私たちも供に
祈願をさせていただきました。
当日の進行は、氏子会会長、鉄砲洲神社宮司、中央区区長の挨拶に続き 板橋氷川神社篠直嗣宮司の指導の下、準備体操として
神社一周ランニングで始まりました。 舟をこぐ仕草とともに 指導者にあわせ歌う和歌と 艪押すとき「エーイツ」引くとき「イーエツ」の掛け声
は新春の青空に力強く響き渡っていきました。このあと振魂(ふりたま)以下邪気を払う行事を幾つか済ませ、氣吹と呼ぶ深呼吸動作を
へて、いよいよ「エイ!」の掛け声とともに寒禊がスタート。胸の前で玉子を包むように両手を上下にかさね、目を閉じず前を見据え
「祓戸大神、祓戸大神」と唱えていました。参加者が多くふたグループに分かれておこなわれましが、若い女性と外国人の参加が印象に
残りました。水浴が終わると最初の動作が繰り返され行事は終了となりました。
伝統の行事を目の当たりに触れ元気をもらうことができた一日でした。