2月17日、水天宮前交差点の「水天宮前交番」(日本橋蠣殻町2)が、建て替え工事を終えて約2年ぶりに業務再開です。
子授け、安産、子育てなどのご利益で知られ、広く親しまれてきた水天宮は、2018年に江戸鎮座200周年を迎える記念事業として、社殿と社務所の建て替え工事中です。
現在は浜町に仮宮が設営され遷座していますが、真新しい新社殿の建物全体も現われ、完成間近です。
今般、新社殿の落成に先駆けて、工事完了となった同交番が一足早く業務再開することになったものです。
従前の交番(右上)は、旧社殿と意匠を揃えた造りでしたが、新交番(左上)はモダンな造りでデザイン一新の感があります。
新大橋通りと水天宮通りの交差点北東角に位置する同交番は、昭和4年(1929)の設置と聞きますが、かつては都電も交差する交通の要所で、交通整理・道案内を始め、地域の安全を守る活動を担い、近隣住民にも親しまれてきました。
建て替え中は、担当の警察官が、他の交番を拠点に活動は継続されてきたようですが、これで地域住民も一安心といったところでしょう。
水天宮本体も、4月8日、懸案だった地震対策と待合室の環境改善を施された「より優しく、より安全な神社」として、新社殿にて参拝客を迎える準備が、着々と進められているようです。