近三ビル 旧森五商店東京支店ビル
所在地 中央区日本橋室町 四丁目1番21号
建 物 建設年 昭和 6 (1931)
設計者 設計者 村野藤吾
構造・規模 RC造 8階(1)
概 要 当時の日本における先駆的作品。
呉服問屋・森五商店の社屋として創られた。文化勲章を受章した建築家・村野藤吾 (1891~1984)が渡辺節建築事務所から独立後はじめて手がけた作品。大阪 御堂筋の大阪ガスビルと並ぶ昭和初期の日本を代表するオフィスビル建築である。
装飾に頼るのではなく、立体全体と窓の比例、外壁の平面性を強調する黒褐色のタ イル、精妙なディテールを表現のテーマとしており、当時の最新の美意識と村野の優 れた芸術的センスが統合されいる。細やかな心づかいはインテリアにも見られ、ドイ ツ製ガラスモザイクを用いた天井や大理石張りの壁で構成された1階玄関ホールは特 に注目される。8階は昭和30年の増築である。
(ee-tokyo.comから)
ヨネイビルディング
所在地 中央区銀座 二丁目8番20号
建 物 建設年 昭和 5 (1930)
設計者 設計者 森山松之助
構造・規模 木造一部 SRC造 6階
最寄駅 ・東京メトロ 有楽町線 銀座一丁目駅
・東京メトロ 日比谷線 銀座駅B2出口
概 要 調和性を重視した「ストリートアーキテクチャー」の一例。ヨネイビルディングは、震災後、銀座に林立したオフィスビルの中で現存し、 当時の趣を維持しているビルの一つであり、建てられた頃は銀座が大きく発展 し、モボ・モガが街を闊歩していた。
1階の外壁は、建築当時の状態をよく残しており、中世ロマネスク風の意匠 で、らせん模様の柱をとつつけた大小のアーチ窓が石張りの重厚な壁面に軽快 な印象を与えている。全体に調和生を重視した意匠で、突出したー直線の帯状 の装飾により輪郭をきっちり枠どっている。
東京都生活文化局
(ee-tokyo.comから)