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区民有形文化財(2)

[CAM] 2016年2月13日 09:00

カトリック築地教会聖堂

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所在地 中央区明石町5-26

カトリック築地教会は、明治四年(1871)にパリ外国宣教会のマラン神父が、鉄砲洲の稲荷橋付近の商家を借りて開いた「稲荷橋教会」がその前身とされます。明治七年(1874)、神父は宣教会の名義で築地居留地三五・三六番を借り受け、ここに司祭館と聖堂を建てました。明治十一年(1878)には、ここにゴシック様式の聖堂が献堂されますが、この聖堂は関東大震災で焼失し、現在の聖堂が昭和二年に再建されました。聖堂は石造りに見えますが、実は木造建築で、壁画をモルタル塗りとしています。
また、旧聖堂で使用された鐘は、1876年(明治九年)にフランスのレンヌで製作され、当時の司祭であるマレシャル神父から「江戸のジャンヌ・ルイーズ」と名付けられたもので、現在も教会に保管されています。
教会聖堂と鐘は、かつて外国人居留地のあった明石町に残された貴重な文化財として、中央区民文化財に登録されています。
平成十三年三月
中央区教育委員会

 
屋根正面のバラとチューリップの彫刻

IMG_2726.JPG 築地教会聖堂は、区民有形文化財(建造物)であるとともに、東京都選定歴史的建造物にも指定されている(「ものしり百科」152頁)。手前が区民有形文化財、その先が都生活文化局による都選定歴史的建造物指定の標示板。

 

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 門の真正面にある、「暁星学園発祥の地」の碑。背景は明石小学校で、左に「ガス街灯の柱」(「ものしり百科」65頁)が少し写っている。 

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