京橋3丁目にある東京国立近代美術館フィルムセンターの大ホールで、映画監督・三隅研次の回顧特集が組まれています
期間は、3月13日(日)までです。
三隅監督は、大映京都撮影所を中心に、多くの作品の演出を手がけましたが、1975年に54歳の若さで急逝しました
今回の企画は、三隅監督の手がけた劇場公開映画全67本のうち51本と、テレビドラマ「必殺」シリーズ演出担当回全19本を上映する"史上最大規模"の回顧特集です
私は、13日(土)13時からの「子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる」を鑑賞しました
この作品は、人気劇画の映画化第1作で、公儀介錯人だった拝一刀(若山富三郎)が、柳生一族の陰謀から刺客となり、幼子・大五郎を連れた流浪の旅に出る物語です
いわゆる娯楽時代劇を観るのは久しぶりだったのですが、光と影を強調した画面構成や細かいコマ割りに三隅監督の特徴が表れているように感じられ、劇画を意識したオーバーな表現も併せて楽しめました
東京国立近代美術館「映画監督 三隅研次」のHPはこちら ⇒
http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/misumi-2016-1/