日本橋三越本店の新館7階ギャラリーでは、2月17日(水)から29日(月)までの期間、
「吉兆庵美術館蒐集 真葛香山展」が開催されています
私は当初、焼き物に本物の蟹の殻を張り付けたのだと思っていました
ところが・・・
恐るべき超絶技巧
蟹も彫刻されたものだったのですね!しかも、1匹じゃなく2匹いた
真葛窯変釉蟹彫刻壷花活(まくずようへんゆう かにちょうこく つぼはないけ)です
明治の三大名工に数えられる初代真葛香山が、晩年期に制作した傑作だそうです
明治期に制作した自身の代表作(東京国立博物館所蔵・重要文化財)を模倣した、大変に珍しい作品で、戦前の陶磁史を代表する作品の一つだそうです
明治・大正時代に世界中を驚かせ、明治の三大名工に数えられる横浜の真葛香山の作品は、「マクズウエア」として万国博覧会などで高く評価されたそうです
しかし、昭和20年に横浜を襲った空襲によってその命脈は途絶えてしまったそうで、この稀少な真葛香山の代表作『真葛窯変釉蟹彫刻壷花活』をはじめ約100点が展示されています
蟹だけでなく、雉も孔雀も鳳凰も小動物も草花も、すべてがすごいです
まさに、「すっ、すっ、すっごい」のオンパレードです
是非、皆様も実際にご覧になって、この驚きを共有してください
日本橋三越本店のHPはこちら ⇒
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/index.html