住吉神社(佃1)境内社中、最も規模が大きく、「龍神様」「弁天様」として親しまれている「龍神社」。
文政5年(1822)、境内に、水を司る神、龍姫大神(豊玉姫神)が、龍神社として創建。その後佃島に白蛇が現れ、島民は龍神(於迦美大神)と崇め、町内に祠を建て奉祀。その祠が漁師の網を渋釜で煮る作業場の近くにあり火熱の害を受け易く、祭神のお告げもあり、天保9年(1838)、龍神社に合祀したとされます。さらに、天保10年(1839)、日本橋老舗白木屋の守護神である大弁財天を併せて合祀。
今日では龍神社と大弁財天を合わせて「龍王弁財天」と呼ばれ、開運出世・金運上昇・商売繁盛・学業成就・芸能達者・病気平癒のご神徳を持つ神として崇敬を集めているようです。
毎年4月上旬の巳の日に近い日曜日に、例祭が挙行され、境内に桜が咲く季節と重なることから「さくら祭り」も同時に開催。
今年は4月3日(日)に「龍神社例祭」、4月2・3日に「さくら祭り」が斎行されました。
4月3日11:00からは大祭式が厳かに執行。
境内には、ソメイヨシノに加え、源平咲き(咲き分け)のボケ、カイドウ(ハナカイドウ)が華やかに咲き誇っています。
ソメイヨシノの淡ピンクとボケの紅色のコントラストは見事です。
境内では、甘酒と汁粉が振る舞われています。
4月2日11:30からは三井住友建設㈱の三建太鼓が、4月3日13:30からは佃中学太鼓部の演奏が各々披露されました。