浜離宮恩賜庭園は、江戸時代は将軍家の別邸として、明治時代は皇室の離宮として多くの賓客を迎え、観桜会も開かれた歴史ある桜の名所。
今年は花が咲いた後に気温が下がる花冷え現象もあってか、3月31日に満開宣言が出された後も花が長く持ち、久し振りに晴天に恵まれた今日4月6日でも十分に艶やかな花姿を見せてくれています。
園内には計約100本の桜が植栽されていると聞きますが、内ソメイヨシノは約10本。
主に「中の御門」付近と「中の橋」脇で楽しめます。
今月中旬以降には、今度は、主として「潮入りの池」の「御伝い橋」から「海手御伝い橋」までの湖畔に植栽されている、所謂「八重桜」が見頃を迎えます。
花弁が幾重にも折り重なって、鈴なりにボリューム豊かに咲き誇る様は豪華で、ソメイヨシノとはまた違った趣です。
背後の汐留シオサイトの高層ビル群と一体化された都心ならではのシュールな緑の空間。
この時期は淡いピンクがアクセントとなり、華やかな景観をつくり出しています。
花木園のピンク系の花木の花色のグラデーションも見逃せません。