三井記念美術館にて、陶芸でよく知られている北大路魯山人(ROSANJIN)の
和食器が、絵画、漆器類とともに展示されています。
北鎌倉に開窯した星岡窯で創られた和食器は、大胆なフォルムのものが多く、
図柄も、負けじと陶器の表面積を目一杯使って、自然をふんだんに取り入れた
ものになっています。蟹、野の草にキリギリス、極彩色の花と枝、赤い太ったカブ、、。
殊に、「俎板(まないた)盤」、これには何か心を惹きつけるものがあります。
「器は料理の着物」とは、この魯山人にしか言えなかった言葉だと感じます。
6/26まで開催していますので、よろしければ足をお運びください。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
「備前大葉皿」 昭和33(1958)年 個人蔵
「雲錦鉢」 昭和16(1941)年頃 足立美術館
「織部蟹絵平鉢」 昭和34(1959)年 個人蔵
「蟹と海老図」 昭和10(1935)年頃 足立美術館
「絵瀬戸平鉢」 昭和25(1950)年頃 足立美術館
「織部俎板盤」 昭和24(1949)年 京都国立近代美術館
「蕪絵乗益椀」 昭和10(1935)年頃 足立美術館
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